今日のテーマはこちらです↓
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受験生・保護者に知っておいてほしい!
<受けるべき模試>
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医学部に合格する学力を測る模試。
いったいどれを受けたらいの〜!?
という疑問に
お答えしていくシリーズ第3回目。
まずはそれぞれの
模試の特徴を知っていこう!
ということで、
今回はベネッセが主催している「進研模試」です。
<進研模試>
子どもチャレンジなどの通信教育を
行っているベネッセが主催している模試です。
「総合学力(記述・共通テスト)模試」
という名前です。
*秋から駿台との共催模試がありますが、
それはまた別に解説しますね。
◯受験者
高卒生と現役生両方受けています。
が、ほとんどの受験者は「現役生」です。
受験者数が大体45万人ぐらいで、
「共通テストを受験する現役生とほぼ同じ数」
だそうです。
高卒生の割合は約10%ぐらいだと想定しています。
◯学力層
主に全国の「高校」で導入されているので、
学力が高い人から低い人まで幅広く受験しています。
とはいえ、高卒生が10%ぐらいしかいないので、
河合塾のような大手予備校が主催する模試よりも
受験者の学力帯は低くなっています。
◯難易度
標準〜応用まで出題されますが、
教科書を中心とした基本問題が中心です。
◯医学部で戦える学力がついた目安
マーク式の模試もしくは記述模試の
いずれかで「偏差値65」です。
◯こんな人におすすめ!
基礎力がついたかを確認したい人
【ここだけの話。。。】
解説したように進研模試は、
「現役生」中心の模試。
大手予備校の模試よりも解きやすい問題が多い、
この2つが特徴です。
なので・・
偏差値が”高く”
出やすいんです。
ここ、めっちゃ注意ポイントです。
ボーダー偏差値を
河合塾と比べると面白いですよ。
順天堂大学
河合塾:70.0
ベネッセ:72.0
国際医療福祉大学
河合塾:65.0
ベネッセ:71.0
川崎医科大学
河合塾:62.5
ベネッセ:66.0
難易度が下がるにつれて
差が出てきてますよね。
ちなみに面白いのは
東京大学。
理科三類(医学部)
河合塾:72.5
ベネッセ:80.0
受験者の学力がいかに幅があるかがわかります。
なので判定も良く出やすいんです。
ある意味自信になるのですが、
ベネッセだけの判定を見ていると
”痛い目”にあうんです 汗
特に今高校の模試市場は
ベネッセのシェアが拡大しています。
(河合頑張れ)
なので高校の先生の手元には
ベネッセの資料しかない。
ということは
普通にあります。
現に、受験期に国公立の出願先で
高校の先生と揉めたことがあります。
高校の先生はベネッセが提供する資料を見て、
強気に行けと。
(大手より判定が1ランク高く出やすいんです)
私は、ベネッセ・河合・駿台の3社を見て、
落ち着かせていったほうがいいと。
(つまり、安全校を進めたんですね)
生徒は板挟みでかわいそうでした・・
結果、高校の先生のアドバイスを受け入れて
もう1年一緒に頑張ることになりました。
こんな風に、
それぞれの模試の特徴を把握して
活用していかないと
大ケガをしてしまうこともあるんですよ 汗
模試、侮ることなかれ!
次回は駿台について
解説していきます〜