今日のテーマはこちらです↓
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受験生・保護者の方に
知っておいてほしい!
<志望校判定の知識>
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前回は、
・A判定、合格の可能性は100%ではない
・C判定を目安にするといいよ
・模試は「基礎力をみるテスト」だから
ということをお伝えしました。
(前回の内容はこちら→https://iriehitomi.com/2020/09/10/9-a判定の合格可能性は○%/)
今回は、
合格の可能性を見る目安として
「C判定を目安にする理由」
を解説します。
模試では「標準的な問題」が出題されます。
(大学ごとや医学部模試は除きます)
入試問題とどのぐらい差があるかというと、
だいたい1.5〜2倍ぐらい、入試問題の方が難しいです。
英語の長文であれば、
・出てくる単語が難しい
・英文の内容の抽象度が高い
・問われる文法知識が引っかかりやすいものばかり
このような違いがあります。
入試問題はとにかくクセが強い!
(某芸人さん風に)
科目の先生方がおっしゃるには、
●模試の問題は綺麗すぎる
そうです。
そのぐらい
実際出題される問題と差があるのです。
医学部に合格できるラインにいるかどうかの判断は
C判定を目安にする。
その理由は、
” 入試問題と差がある” ところにあります。
模試で点数や偏差値をあげる努力をたくさんしても、
●入試問題への対応力
を養うことはできません。
○ある程度の「基礎学力」が身につけられているか確認する
そのために模試を使う。
と考えておくことを、私はオススメします。
C判定を目安にしているのは
○過去問対策で合格の可能性を30%は引上げることができるから
です。
C判定=合格可能性50%
このラインを取れるようになることが
医学部合格のためのスタートラインです。
あとは大学別対策で
合格可能性はいくらでも引き上がります。
まずは、「C判定」が出るように
基礎学力を固めていきましょう。
<編集後記>
春先ぐらいから、本の原稿作りのお手伝いをしています。
受験生の保護者さん向けの本です。
その原稿が、本になる前の状態で届きました!
受験シーズンからコロナ対応、校舎の立て直しなどで、
体力も思考も限界の中で書き上げた原稿たち。
形になって帰ってきて、すご〜く嬉しかったです!!
「わ〜〜 あの時間(必死に頑張っていた)が形になっている!!」
時間をかけたものほど、
一生懸命に取り組んだものほど、
形になることほど嬉しいものはないです。
受験生って、成果をはかるものさしが「模試」ぐらいなんですよね。
数値ではっきり分かるので。
これが良いところでもあり
難しいところでもあり。
頑張ってきているのに結果として現れない。
自分の努力が間違っているのではないか。
自分がやってきたことが違っているんではないか。
模試の成績が悪いと、このように思うんですよね。
多くの場合はそんなことはないんですけど。
だからこそ、模試の振り返りって大事です。
点数に結び付いてないものの、
その表面化ではできるようになっていることが多くあるので。
私は、模試の振り返りは、
すご〜〜〜〜く丁寧にやります。
やってきた努力(かけてきた時間)を
目に見える形で、成果として実感させる。
こうすることで
モチベーションの維持・向上に繋がるんですよ〜