「推薦入試が最初で最後のチャンスなんです」
以前、生徒からこう言われたことがありました。
いやいや〜〜
一般入試もあるんだから、
肩の力を抜いてリラックスして行こうよ〜
普段だったらこのように声をかけるんです。
ただ、ここ最近の入試の状況を見ていると
そうも言ってられなさそうです・・・
偏差値65の壁
まずはこちらをご覧ください。
■河合塾 入試難易予想ランキング2022年度
国公立
https://www.keinet.ne.jp/university/ranking/2022/kk10.pdf
私立
https://www.keinet.ne.jp/university/ranking/2022/ks10.pdf
やっぱり偏差値65は最低条件のようです。
偏差値65は、模試受験者の上位6%に入る必要があります。
学校だとクラスで上から2番目以内に入っているぐらいの成績です。
さらに・・・
数学IIIと理科のハードル
医学部入試は、
英語、数学、理科(2科目)は必ず必要になります。
(国公立の場合はこれに国語と社会がプラスされます)
数学は、IIIまで必要なところがほとんどです。
理科は、今年は出題範囲の考慮は今のところないようです。
う〜〜〜〜〜ん、これはどう見ても・・・
現役生が不利!!!!!
なぜなら、数学IIIも理科も学校の進度にめちゃくちゃ左右されるからです。
理科は10月末でようやく範囲が終わる、なんてことは普通に起こっています。
復習する時間も定着する時間も限られていて、見ているこちらも辛くなります。
最大のライバル 高卒生
これに加えて一般入試では、高卒生が競争相手に加わります。
高卒生は全ての範囲を一周していますし、
1回受験を経験しているのでめっちゃ強いです。
ゲームで例えるなら、
現役生:普通のマリオ
高卒生:クッパ
みたいな戦いをしないといけないのです。
う〜〜〜〜ん、やっぱり・・・
現役生がめっちゃ不利!
現役生が唯一有利な場所
でも、現役生が有利な場所があります。
それが、
推薦入試!!!!!
高卒生も受けられる学校もありますが、
ほとんどが「1浪生まで」という条件なので
一般入試と比べたらはるかに対等に戦える場所です。
有利な理由その1:定員を増やしている
最近、推薦の定員を増やしている大学が多くなってきています。
参考:河合塾 医学部入試情報2022 変更点
https://ishin.kawai-juku.ac.jp/exam/ad-changes.php
有利な理由その2:偏差値65はいらない
実は、推薦入試で合格するために
偏差値65は必要ないのです。
この情報はほとんど公にされていないんです。
ただ、医系専門予備校に勤めていると、
偏差値65未満の現役生がバンバン合格しているのが普通の光景です。
私の教え子も、
・偏差値50→ 聖マリアンナ(医学部医学科)
・偏差値50→ 久留米(医学部医学科)
・偏差値40→麻布(獣医学部*偏差値60必要です)
こんな感じで合格していきました。
予備校にいた時に見た資料では、
・偏差値40→ 東京女子医科(医学部医学科)
という生徒もいました。
えぇ〜〜〜〜〜!!!!!
医学部への逆転合格の夢が叶っちゃう。
推薦入試はビッグチャンス
そうなんです。
推薦入試はそのぐらいビッグチャンスがある場所なんです!
推薦入試受験のチケットをゲットできた方、おめでとうございます。
これはあなたが高校生活3年間、一生懸命頑張ったからですよ。
そして、このチャンスは次はナイです。
高校3年生の今、この瞬間にしか持てないチャンスです。
このチャンスを逃したら次はナイですよ。
チャンスを生かすために、
あと1ヶ月鬼全力で頑張っていきましょう!!