今日のテーマはこちらです↓

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受験生・保護者に知っておいてほしい!

<補欠の基本知識>

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さて、今回は私立受験をした方で

「補欠」を持っている方向けのトピックです!

私立大学は国公立と違い、

「補欠から合格する」

ことが比較的多くあります。

理由はシンプル!

・何校も併願ができるから

私立大学は受験料を払えば

何校も受験することができます。

受験した結果、

一人の受験生が正規合格を5大学持っている

ということはよくあります。

どんなにお金があったとしても、

一人1大学がしか通えません・・・

(もったいないですけど)

なので、5大学のうち

4大学は入学辞退をする必要があります。

辞退を受けた4つの大学は、

空いた定員枠を埋めるために

「補欠」を持っている受験生に

連絡をかけていきます。

これがいわゆる

「繰り上げが回ってくる」

という現象です。

補欠には2種類あることを

覚えておきましょう。

<1、順番が割り振られる補欠>

埼玉医科、東京女子医科、岩手医科、日本医科 など

合否発表の時に、

補欠の中で何番目に位置しているか

順番を教えてもらえます。

基本的に、

点数のいい順から若い番号になります。

補欠番号1桁なら、

確実に繰り上げが回ってくることが

想定されます。

2桁になってくると

例年の状況を見ながら

ソワソワしながら待ちます。

大学によっては、

100番台まで回るところもありますし、

30番台でお終いになるところもあります。

例年100番まで回っているから・・・

と思いきや今年は50番で終わってしまった。

ということも普通にあります。

どのぐらいまで順番が回っているかを

知りたい場合は、

「医学部専門予備校」に確認することを

おすすめします。

生徒の状況で大体の情報は掴んでいますので。

特に補欠だけ持って待っている受験生は、

来年に向けて動き出すかどうか

微妙な時期になってきます。

今どのあたりの順番まで繰り上げ連絡が

来ているかを把握することで、

ある程度の覚悟がしやすいと思います。

<2、順番がわからない補欠>

川崎医科、帝京、順天堂 など

文字通り自分がどの位置にいるか

わからないまま繰り上げを待ちます。

繰り上げ連絡は

明日かかってくることもありますし、

3/31にかかってくる場合も想定されますし、

かかってこないこともあります。

受験生やご家族にとっては

このパターンがメンタル的にキツイようです。

順番がわからない補欠のみ持っている場合は、

苦しいですが「とにかく待つ」しかありません。

補欠の繰り上げ連絡を待っている受験生は、

合格を待ちながら考えないといけないことがあります。

それは、

○ どこで今年の受験を終わりにするのか

つまり、

○ いつから来年に向けてスタートするのか

です。

受験が終わった受験生にこんなことを言うのは

酷なのですが大切なことをお伝えします。

それは、

「来年の入試まで1年切っている」

という事実です!

浪人して合格している生徒は

ここの切り替えが上手なんですよ。

次回は、

「来年に向けてスタートする判断の仕方」

をお伝えしますね!

<編集後記>

今年の受験の山場が

今日で終了しました!

とはいえ、

私立も国公立も後期日程があるので

受験はまだまだ続きます 汗

国公立の前期が終了すると

ある生徒のことを毎年思い出します。

私が医学部指導に携わって

1年目の時に先輩のサポートに入って

担当していた生徒のことです。

ひじょーーーーーーーーーーに

優秀な生徒でして、

クラスでは上から5位以内を

ずっとキープしていました。

国公立のみ志望。

前期は関東圏の競争が激しいところに

出願をしました。

勝率は五分五分。

ミスがなければいけるかな、

という感じでした。

その生徒。

あまり話さないですし、表情も出さない。

淡々とタスクこなすので、

先輩とは「武士みたいな子だね〜」

なんてよく話していました。

その生徒・・・

前期日程が終わったその日に

校舎に来たんです。

受付に顔も向けず

さーっと自習室に向かって行きました。

多くの生徒は前期日程が終わると

疲れているので予備校には

あまり来ないんですよね。

その様子を見て先輩と顔を見合わせました。

「あれ?いつもと様子違う?」って。

先輩が一言。

「感触良くなかったのかも。様子を見よう」

次の日。

校舎が開く時間に現れて、

さーっと自習室にいく。

夜も校舎が閉まる時間ギリギリまでいる。

で、前期日程の発表日。

予想していたとおり不合格。

本人は何事もなかったかのように

いつものルーティンを繰り返していました。

後期日程が終わるまで

弱音を吐くこともなく、

私たちに相談することもなく、

ただただ淡々と勉強をしていました。

で、最終的には

山梨大学の後期日程で合格したんですが・・・

*山梨大学の後期はめっちゃむずいんです。

東大や京大に落ちた強者たちが受験するので。

合格の報告をくれた時に、

「前期終わった時はマジで焦りました笑

 全然手応えなかったので。あれはやばかったですね!」

えぇ〜〜〜!!!!

全然焦っているように見えなかったよ!!

と伝えると、

「内心めっちゃビクビクしながら勉強してましたよ!」

「受からなかったらどうしようって思ってました笑」

とのこと。

武士のような子でも、

こんな風に思いながら勉強していたんだな〜

とても驚いたことを覚えています。

この生徒のことは

なぜか毎年ふと思い出すんですよね。

これから後期に向けて頑張る受験生の

励みになったら嬉しいです!

最後までお読みいただきありがとうございました!

みなさまの毎日が、合格に向けて充実感で満ちた日々でありますように。

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