もくじ
1、医学部合格に情報は必須
学力だけでは合格できない
医学部に合格するために学力が必須なことは、当たり前のことだと思います。
けれども、学力だけあっても合格できない。
ということはご存知でしょうか?
河合塾が出している情報冊子のひとつに
「合否追跡結果」(*有料で購入可能なものです)というものがあります。
冊子に何が掲載されているかというと、
「偏差値別の合否結果」です。
この結果をみると驚くことがあります。
それは、偏差値70以上でも不合格となる受験生がいるということです。
・難しい大学だからなんじゃないの?
と思われるでしょう。
実際は違います。偏差値60の大学を受けても不合格となる人がいるのです。
どうしてこういうことが起きるのでしょうか?
それは、「大学別対策」をしていないことが大きな要因と考えます。
医学部の問題は各大学ごとに個性が豊かです。
別の言葉で言うと「癖が強い」のです。
模試でA判定を取っていても合格ができない。
という現象はザラにあります。
模試のような綺麗な問題は解けるけど、泥臭い問題が出される入試では歯が立たない。
よくあることです。
そのためにも、「大学別対策」いわゆる「過去問演習」が非常に重要になります。
医学部に合格するためには「入試問題」に関する情報は必須なのです。
2、必要な2つの情報
入試情報と自己コントロール力
とはいえ、「学力があること」は合格のために絶対必要な条件です。
医学部に合格できる学力をつけるためには、相当の努力が必要です。
学力をつけ、学力を発揮させること。
医学部に合格するために必須項目となります。
そうすると、医学部に合格するために必要な情報は何でしょうか?
それは、
・入試情報(ハード情報)
・自己コントロール(ソフト情報)
の2つになります。詳しくは以下に説明していきます。
3、ハード情報
入試情報の種類
まずはハード情報です。ハード情報とは、「入試情報」のことです。
「1、医学部合格に情報は必須」でお伝えしたとおり、医学部入試は情報戦といっても過言ではありません。
入試情報に関することは、常にチェックをしておきましょう。
チェックしたい情報は以下のとおりです。
- 入試問題の傾向
- 合格者最低点
- 入試スケジュール
- 試験科目
- 科目の配点
- 各科目の試験時間
- 定員
毎年少しずつ変更があります。
「今年は変更はないだろう」と思うと痛い目にあうことがあります。
毎年確実に確認していきたい情報です。
4、ソフト情報
自己コントロールする方法
医学部に合格するために身につける学力は、とてつもない努力が必要です。
地域のスポーツ大会で優勝するぐらいの実力では足りません。
全国大会でベスト10に入るぐらいの力が必要です。
地域レベルと全国レベルだと、努力すべき領域の違いがわかると思います。
普通の人だと、途中で諦めていきます。
けれども、私は偏差値50からスタートして医学部に合格している生徒を多く見てきました。
その生徒たちに共通していること。
それは、「自己コントロール力」があることです。
自己コントロール力とはこういう力です。
- 決めたことをやりきれる
- 先生の言うことを素直に聞ける、実行できる
- 嫌なことがあってもやるべきことに集中できる
- 自信がある
- 本番で力を出しきれる
- 感謝の気持ちを持っている
どれも当たり前のことかもしれません。
ただ、受験生の中で合否がはっきりするということは、
こういう「当たり前の行動」ができていない人が多いのだと思います。
これらの行動ができるようになることで、医学部に合格できる資格のある受験生となることができます。
そのためにも「自己コントロールできる方法」を知っておく必要があります。
まとめ
合格のために必要な2つの情報
医学部に合格するためには、
- 学力をつけること
- 学力が発揮できる受験校を選ぶこと
が必要です。
そのためにも、
- ハード情報=入試情報
- ソフト情報=自己コントロール方法
の情報を収集していきましょう。